
お兄さん
ランの後は肉だ!肉を食べたい!

お姉さん
いいですね!どんなお肉にしましょう!

お兄さん
肉であれば何でもいい!たくさん食べたい!

お姉さん
肉によって取れる栄養素が違うの知ってますか?

お兄さん
え、お肉はタンパク質取るために食べるんじゃないの?

お姉さん
もちろんタンパク質も豊富ですが、
他にも様々な栄養素が含まれているんです。
皆さんが好きなお肉!ランニング後にビールと焼肉があったら嬉しいですよね。でもそんな肉にも当然、牛、豚、鶏と種類があります。今回はこのメジャーな肉類をデータに基づく独断と偏見で勝手に栄養素の肉コンテストを開催してみました。(今回は比較のため部位はももで統一しています。)
ミネラル部門(鉄・亜鉛)

ミネラル部門の優勝は牛もも肉!理由は鉄・亜鉛が他の肉に比べて豊富だからです。豚や鶏もも肉にも鉄や亜鉛が含まれていないわけではありませんが、倍以上の100gあたりの含有量の差があるので、牛肉をミネラル部門の一位としました。
牛もも肉 | 豚もも肉 | 鶏もも肉 | |
ナトリウム(mg) | 51.4 | 50.7 | 60 |
カリウム(mg) | 296 | 323 | 290 |
カルシウム(mg) | 3.9 | 4.2 | 5 |
マグネシウム(mg) | 19.6 | 23.3 | 25 |
リン(mg) | 150 | 178 | 180 |
鉄(mg) | 2.26 | 0.72 | 1 |
亜鉛(mg) | 4.8 | 2.25 | 1.8 |
銅(mg) | 0.06 | 0.09 | 0.04 |
鉄や亜鉛は意識して摂取しないと不足しがちなミネラルです。特にランナーの方は鉄分不足になったり、亜鉛を多く消費するので、鉄・亜鉛を普段の食生活から取り入れることは非常に重要になってくるでしょう。
ビタミン部門(ビタミンB郡)

ビタミン部門は豚肉!肉にビタミン?と思われる方もいるかもしれません。実は豚肉にはビタミンB1やビタミンB3が豊富に含まれているのです。ビタミンB1は水溶性のビタミンの一つで糖質をエネルギーに変える役割を持ちます。ビタミンB1が足りなくなるとエネルギーが糖質から作られないので、疲れやすくなったり、夏バテしたりします。ランナーには欠かせないスタミナ食材ですね。ビタミンB3であるナイアシンもエネルギー産生や糖質や脂質を分解する補酵素として働きます。
牛もも肉 | 豚もも肉 | 鶏もも肉 | |
ビタミンB1(mg) | 0.08 | 0.94 | 0.02 |
ビタミンB2(mg) | 0.18 | 0.17 | 0.05 |
ビタミンB3(mg) | 4.3 | 6.06 | 2.3 |
ちなみに他の食品はどうかというと、野菜も含めたビタミンB1のランキングではトップ5に入る実力を持っています。(食品成分ランキング)トップ5の他の食材はパン酵母や米ぬかが入っています。野菜よりもビタミン(B1)が多い豚肉はすごいですね。
コスパ部門(タンパク質)

タンパク質のコスパは鶏肉!なぜならタンパク質の量はgあたりで他の種類の肉と変わらないのに対して、鶏肉はカロリーが低いからです。10g/kcalを切るのは下の表では鶏もも肉だけです。
牛もも肉 | 豚もも肉 | 鶏もも肉 | |
カロリー(Kcal) | 260 | 243 | 181 |
タンパク質(g) | 19 | 19.1 | 18.3 |
g/kcal | 13.7 | 12.7 | 9.9 |
今回鶏もも肉をご紹介しましたが、実は鶏ささみのコスパが圧倒的に良いのです。筋トレをしている人がたくさん食べているイメージがありますよね。鶏ささみは100gあたりのタンパク質量が24g, 4.4g/kcalとタンパク質の量もコスパもとても高いです。トレーニーが鶏ささみを取り入れる理由はこんなところにあるのですね。
いかがでしたでしょうか。肉にも種類があり、目的によって食べる肉を選ぶと良いのではないでしょうか。
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