熱中症に注意、初夏のランニングと対策・食べ物

熱中症とは何か

ガチトレ<br>お兄さん
ガチトレ
お兄さん

最近暑くなってきたねー。
この前走ったらすごく汗かいて身体が
だるくなったよ。

栄養<br>お姉さん
栄養
お姉さん

もしかしたら熱中症に
なったのかもしれませんね。

ガチトレ<br>お兄さん
ガチトレ
お兄さん

えー。普段から鍛えてるし、
そんな簡単に熱中症になってしまうの?

栄養<br>お姉さん
栄養
お姉さん

はい。どれだけトレーニングを積んでいても、
熱中症になる危険性は誰にでもあります。

6月にも入ってくると、気温が27度を越える日も出てきて、暑い日が続くこともあります。熱中症になるひともこの時期は増えてきます。秋のフルマラソン に備えているような人はこの時期のトレーニングで倒れないように注意したほうが良いでしょう。

どれくらいの人が熱中症になっているかというと2017年時点では年間5万人が熱中症で救急搬送されています。5万人というと、東京ドームがほぼ満席になるぐらいの人数です。数多くの人が毎年熱中症になっているということがわかるでしょう。

熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のこと。
https://www.ajha.or.jp/guide/23.html

熱中症の原因が水や塩分の不足によって起こるということがわかります。次の箇所では熱中症が起こるメカニズムについて見ていきましょう。

何故熱中症になってしまうのか

以下のような流れで熱中症となってしまいます。それぞれの段階の症状にも名前がついています。

1. 人間は身体の熱を常にコントロールしている

2. 体温が上がると身体の表面を流れる血液量が増えて熱を逃す

3-a 汗をかくことで水分が体外に出ていき脱水状態になる

3-b 汗をかくことで水分中の電解質が体外に出ていきバランスが崩れる

4. 体温調節機能が追いつかなくなる

熱中症になったらどうするか

水と電解質を取り入れ、安静にすることを心がけましょう。身体の熱を逃しつつ、栄養をしっかりと補給することが大切です。ミネラルや塩分をとることで身体の電解質のバランスを整えることができます。

熱中症にならないための食事

漢方の考え方を夏の暑い時期の食生活に取り入れることができます。汗をかくのは体温を下げるためですから、そもそも暑い季節に高くなりがちな体温を下げる食べ物を食べると良いでしょう。例えば、漢方では「五性」という考え方があります。五性は文字通り、5種類あって、「熱性」「温性」「平性」「涼性」「寒性」です。左から右に行く2つ入れて体を温めるものから冷やすものへと移り変わっていきます。夏は特に「涼性」「寒性」の食べ物を取り入れると良いと思います。これらには次のような食べ物があります。

「寒性」の主な食材 

カニ、アサリ、牡蠣(微寒)、昆布、海苔、ゴーヤ、冬瓜(微寒)、タケノコ、ゴボウ、レンコン、トマト(微寒)、ハモ、ハマグリ、柿、バナナ、メロン、スイカ、寒天、塩  など
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/lifestyle/1161814.html

「涼性」の主な食材 

豚肉、マグロ、豆腐、ソバ、春雨、緑豆、ホウレン草、春菊、セロリ、キュウリ、ナス、ダイコン、マッシュルーム、マイタケ、ビワ、ナシ、麦茶、緑茶  など
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/lifestyle/1161814.html

こうした食材を使ってできる料理として、例えばゴーヤーチャンプルーが想像できるのではないでしょうか。「寒性」のゴーヤ、「涼性」の豚肉、豆腐と、3種類もの食材を使うことができます。ゴーヤーチャンプルーは沖縄の食べ物ですから、暑い土地でこのような料理が多く食べられているのには訳があるのですね。

ゴーヤーチャンプルーのレシピ

クラシルより

材料(2人前)

  • ゴーヤ1本
  • ゴーヤ下処理用
  • 塩小さじ1
  • お湯 (下茹で用)500ml
  • 木綿豆腐 (200g)1丁
  • 豚バラ肉 (薄切り)100g
  • 溶き卵1個
  • ①顆粒和風だし小さじ1
  • ①酒大さじ1
  • ①しょうゆ大さじ1/2
  • ①砂糖小さじ1/2
  • ごま油大さじ1/2
  • かつお節 (トッピング)適量

作り方

  • 準備.ゴーヤはよく洗っておきます。
  • 1.ゴーヤはヘタを切り、縦半分に切ったらワタをスプーンで取り除き、5mm幅に切ります。
  • 2.1に塩を入れよく揉み、5分程度置いたら鍋に沸かしたお湯で30秒ほど茹で、水気をしっかり切ります。
  • 3.木綿豆腐は水気を切り、キッチンペーパーに包んだら耐熱ボウルに入れ、600Wの電子レンジで1分加熱します。
  • 4.3の粗熱を取り、手で一口大にちぎります。
  • 5.豚バラ肉は5cm幅に切ります。
  • 6.中火に熱したフライパンにごま油を入れ、5を火が通るまで炒めたら、2と4を入れ、油が絡む程度にさっと炒めます。
  • 7.中火のまま、①を入れ全体に馴染むまで炒めたら、溶き卵を回し入れ、卵が固まるまで炒めます。
  • 8.お皿に盛り、かつお節を散らして完成です。

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